モジュールが入手できたら、VASSAL上でモジュールを起動してみましょう。
まずはVASSAL自体を起動します。
一番左上の「モジュールをプレー」をクリックします。
すると普通に下の様な「ファイルの場所」を選択する画面が出るので、VASSALモジュールを置いてある場所を選択します。
で、その中からプレイするモジュールを選びます。「AVL-v423.mod」をダブルクリックします。
はじめてそのモジュールをプレイする場合には、名前とパスワードの入力を求められます。
「本名」とありますが、本名じゃなくてもいい、というか、本名にすべきでない様に思います。VASSALで対戦(メール対戦もオンライン対戦でも)の時に、他のプレイヤーに対して表示される名前をここに入れるものです。ですので、他のプレイヤーに対して名乗ってよい名前を入力して下さい。
次に以下の様な画面になります(下のはすでに一度起動して名前パスワードを入れたことのある画面ですが)。
はじめてモジュールを起動してみるなら、「新規ゲームをオフラインで開始」にチェックを入れた状態で、下の方にある「次>」というボタンを押しましょう。
すると下の様な画面が。
右画面真ん中の、「初期配置を選択して下さい」の字の遥か右の方にある「▼」のボタンを押すと、下のようになります。
その中から「Standard Setup<→標準セットアップ>」をクリックします。そうすると、最初のセットアップがすべてなされた状態のマップとユニットのデータ画面が表示されるようになります。
ちなみに、「Standard Setup (Armor Images)」は、装甲師団/戦車軍団の兵科マークがイラストになっただけで後は同じ。「New
Scenario」は、ユニットがセットアップされていない、マップだけのもの。
「次>」のボタンが押せるようになるので押します。
すると下の様な画面になります(▼ボタンをすでに押した状態にしてあります)。
「見学者」
「Axis<→枢軸軍>」
「Soviet<→ソ連軍>」
ということですが……。
この中で、「Axis」を選んだ場合、ソ連軍のチット選択のための画面を開く事ができなくなります。「Soviet」の場合その逆。つまりゲームプレイ上で、相手陣営側の見てはいけないものを見えなくするためのモードです。カードドリブンゲームなんかだと、自分側のカードは見えるけど、相手側のカードは見えない……ようにするわけです。
「見学者」だと、どちらのチット選択の画面も開けません。ただ、チット自体はユニット置き場から選択できます。
はじめての場合、どれを選ぶのが良いかですが、『A Victory Lost』の場合、最初はソロプレイを試してみるとしても、「Soviet」を選ぶのが良いかもしれません。理由は後述します*。
他のゲームの場合でも、ソロプレイやちょっといじる程度であっても、「見学者」よりはとりあえずどこかの陣営を選んだ方が分かりやすい様な気がします。
とりあえず「Soviet」を選んだとしましょう。「完了」ボタンを押すと、下の様な画面になります(50%に縮小)。
最初、ユニットが見えませんが、一番下の水平スクロールバーを動かすと、ユニットが目に入ってきます。
英語版の『War and Peace(戦争と平和)』などでは、陣営選択の後にマップ選択のダイアログがありました。『戦争と平和』では、マップ1〜4があり、シナリオによってそのうちの一部のみを使うからです。これらの事情は、モジュールによって色々だと思われます。
*陣営選択でソ連軍を選んだ方が良い理由:
『A Victory Lost』で見る画面の例を見てもらえれば分かるのですが、ソ連軍チットには「Choose me!」(あるいは「State」)という、なんだかある意味、意味不明なものが付いてきます。これの意味が、「ソ連軍陣営」で色々やってみると意味が分かるものの、「observer」でやってるとまったくなんのことやら分からないのです。枢軸軍側にはこのようなものはなく、ゆえに『A
Victory Lost』においてはまずソ連軍陣営でとりあえずはやってみることをお勧めするわけです。
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