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アメリカ大統領ベストナイン 1 ジェファソン・デーヴィス(背番号0) 2 ジョージ・ワシントン(背番号1) 3 フランクリン・ルーズヴェルト(背番号32) 4 アンドリュー・ジャクソン(背番号7) 5 ジョン・F・ケネディ(背番号35) 6 ウィリアム・マッキンリー(背番号25) 7 セオドア・ルーズヴェルト(背番号26) 8 ジェームズ・モンロー(背番号5) 9 エース トマス・ジェファーソン(背番号3) エース? ウッドロー・ウィルソン(背番号28) 孤高の防御率 エイブラハム・リンカン(背番号16) 中継ぎ リチャード・ニクソン(背番号37) 中継ぎ カルヴィン・クーリッジ(背番号30) 抑え ハリー・トルーマン(背番号33) 敗戦処理 ハーバート・フーヴァー(背番号31) 1番 ジェファソン・デーヴィス。実は外国人枠(^^; アメリカ南部連合の初代/最後の大統領。別に有能とは言えない(むしろ無能でしょう)が、他に1番に置くのが適当な大統領が見つからなかったので。ジェファソン・デーヴィス大統領は、リー将軍らが降伏した後でさえ、兵たちに「南部の未来は輝いている!」とか訓辞したらしいので、逆境には負けないであらう(精神的に)。 2番 ジョージ・ワシントン。初代なので1番に置きたいところだけど、どー考えても2番打者向けの人物(^^; 軍事的にも政治的にも実力は1番だと思われるが、性格的に派手さを好まず、「フォア・ザ・チーム」に徹する姿勢は感動的ですらある。 3番 フランクリン・ルーズヴェルト。恐るべき逆境も、彼に回ればチームを勝利に導くであろう偉大な打力を持った大打者。大量得点差で負けている時に、ファンに向かって「恐ろしいのは、負けたと考えることです」と静かに語って勇気づけ、ついには逆転勝利したのは伝説的。チーム唯一のランニング・ホームラン(四塁打)も記録している。 4番 アンドリュー・ジャクソン。実はあんまり確実性は高くないが、爆発力/飛距離のものすごい長打をぶっとばす。一ファンからチームの四番打者となった彼は、「ファンのため」に野球をしていたと評価されていたが、昨今は、そうでもなく自分の利益のためを図っていたとも批評される。このチームの伝統、「いきなりレギュラー総入れ替え」は彼が監督を兼ねていた時に始まった。 5番 ジョン・F・ケネディ。理想的なバッティング・フォームと清新さが愛されたチーム一の人気者。ビーン・ボールにも負けずに落ち着いて確実にヒットを打ち、敵を一歩一歩追いつめるが、その姿勢に対する反感も強く、凱旋パレードの最中に暗殺された。ピュリッツァー賞も受賞している。 6番 ウィリアム・マッキンリー。チーム全体がいきおいにのった時のたたみかけるような長打力に定評のある馬力のバッター。もっとも、ある時にはチーム内の選手の車「メイン」が謎の炎上を起こした時に、それをライバルチームの陰謀だとして「メイン号を忘れるな!」とはた迷惑に打ちまくったり、その割にあるチームには「エースピッチャーを平等にぶつけるべきだ」と説いたりと、強引さは否めない。野球廃止論者に暗殺された。 7番 セオドア・ルーズヴェルト。高校野球での活躍で国民的英雄となり、最年少でチームレギュラーとなるが、その裏にはマスコミ操作も働いていたというしたたか者。「バットを手に、おだやかに話せ」という、力を裏付けとしたバッティングは巧妙で、全体のために行動している様に見せつつ自分を強者とするという事に大いに成功。ノーベル平和賞受賞。 8番 ジェームズ・モンロー。非常にすぐれたバランス感覚を有した好打者。しかしルイジアナ購入というチームの規模を2倍にするという大きな仕事も携わった。彼を有名にしたのはその「モンロー主義」で、彼はセンターを守っていたが、「外野はぜんぶ俺の守備範囲だ」と明言し、ライトやレフトがボールをさわることを許さなかったという。良く分からないイデオロギーである。 エース トマス・ジェファソン。チーム全体をその哲学によって方向付けたとも言える偉大なるエース。その理想的なピッチングフォームは後世に多くの信奉者を生み出したが、自らはその主義に反してドーピングを行い、野球の尊厳を信奉する一方でチーム自体の価値の優劣を信じていたという。もっとも、そのルイジアナ購入など、実力的には高い。 エース? ウッドロー・ウィルソン。元大学教授。彼も超絶理想的なピッチングフォームで後世の人々から絶賛されるが、彼の弱さは「現実に有効であるかどうかよりも、美しいフォームが良いのだ」という感覚にあり、彼の野球理論「ウィルソンの投手14ヶ条」も「国際野球連盟案」もほとんど有効に機能しなかった。自らの理論の正しさを全く疑っておらず、うまく抑えている時はいいが、打たれ始めるとそれに対応できないガラスのエース。 孤高の防御率 エイブラハム・リンカン。その長身から繰り出すボールでチームでの防御率No.1を誇る彼は、その誠実な人柄や不屈の精神、優れた弁舌など多くの美点を持っていたが、なぜかピッチングのリズムが悪いらしく、味方が全然点をとってくれずなかなか勝てなかった。女の子のファンから「ひげをのばしたほうがいい」と言われてのばした事は有名。チーム優勝の直後、観劇中に暗殺された。 中継ぎ リチャード・ニクソン。イメージ的に「うがああ!」と叫んでそうな感じの中継ぎ。しばしばチームを勝利に導き、抑えとしての成績は優秀と言えるが、ピッチャーマウンドでの唯我独尊的態度と表裏一体のチームメイトへの猜疑心から、ベンチやロッカールームに盗聴器をしかけ、その行為を認めはしなかったものの退団に追い込まれた。退団は、ピッチャーマウンドからヘリコプターに乗って去っていくというものであった。ピッチング中にいきなり「今日は負ける」と宣言してホントに打たれてしまうという「ニクソン・ショック」でも有名。 中継ぎ カルヴィン・クーリッジ。大差で勝っている時専用中継ぎ。限られた範囲内でのピッチング技術にすぐれ、雰囲気をそのまま維持しつつ次のピッチャーにまわす。ただ、危機的状況における対応力は疑問で、そういう状況において登板させられた事がないのは、彼にとって幸運だったといえよう。無口で有名。 抑え ハリー・トルーマン。人格的にはあまり冴えない、妻と娘の尻にしかれたおじちゃんという感じであるが、その共産圏押さえ込み政策「トルーマン・ドクトリン」は大きな影響を有した。日本イエローモンキーズの打者二人に対して、重大な後遺症を遺すデッドボールをぶつけた事でも有名。他に、自分のドラフト指名に関する新聞の誤報に関する逸話なども知られている。 敗戦処理 ハーバート・フーヴァー。危機的状況における無為無策の代名詞。そこまで言うのはどうかとも思うが、大量失点のさなかでも「私は我がチームの勝利を何ら疑っていない。未来は希望に輝いている」と言い続けたという精神は、ある意味で賞賛に値するのではなかろうか。ダントツの最下位でもチームの良いニュースばかりを報道する関西のスポーツ新聞の様な愛らしさがある (‥ )\(--#)ぺしっ |