宮台真司
(みやだい しんじ)


 「ブルセラ社会学者」? 援助交際のフィールドワーク研究などで一部で有名、若い人たちに支持され、また「朝まで生テレビ」などでもわりとリアリスティックな毒舌を吐いて、数多い敵を作り続けている、東京都立大学の助教授。

 この人はもともと援助交際の研究などがしたかったのだが、それを邪魔するような日本社会の様々な問題点を認識して、自分が本当にやりたい事をやるために、日本社会を改善するための色々なことを言ったり活動したりしなくてはならなくなった、と書いてます。実際、この人頭良すぎやと思いますわ。

 私生活はかなり乱れていて(今はそうでもないのかな?)、一部から非難されたり、あるいはあまりに毒舌なため、味方になりうる人をもどんどん敵にしている(一方で、サブカルチャーの世界の若者からは大いに支持されている)感じがしますが、まあそこらへんは私は問わないということで。

 この人の主張の一つが「専業主婦廃止論」で、このネーミングがまた、敵を作っているんですが(^_^;、よーするに「母親が子どもにかまいすぎだ」と。子どもを解放して、お母さんは自分で自分の人生を生きなさい、その方が子どものためにもなる、ってな事です。

 教育問題に関しては、「動機付けの失敗」という事を言います。大人は子どもに「余計なことは考えるな、とにかく勉強しろ」と言う。しかし、何のために自分はこの勉強をするのか、ということが分かっていれば勉強も進み、また自分で試行錯誤もするのに、それなしで唯々諾々と勉強させられてきたため、大人になった時それが役に立たないし、また失敗に極めて弱い人格が出来上がってしまう。

 その他、ありとあらゆる問題(教育問題)に、社会学的な手法から分析して解き明かしていくさまは見事で、とても私は表現できません。広範囲に天才すぎ。もし、教育問題について、一人だけ参考にすべき人の名前を挙げよと言われたら、私はこの人を挙げます。

 この人は以前よりは丸くなった?のか、以前は相手をコテンパンにして改善を図るという風だったのですが、それをするとかえって追いつめられた側が死にものぐるいの抵抗をしてうまくいかなかったりするので、やや柔らかく、また、ロビイング活動をしたり、啓蒙活動をしたりという感じになっているようです。それでもまだ、時々毒舌が出てきて、また、言っていることが少々難解な概念も使用しているため、広い認知を得るところまではいかない様です。でも、個人としてできることとしてはこの人のやっている事は最大限だと私は思いますねぇ。暗殺されないかと不安ですが、この人が死んだら日本はまた一つ暗くなると思う。


 著作リスト(対談に含まれているものも含む):
『学校を救済せよ』(学陽書房 尾木直樹・宮台真司)
『透明な存在の不透明な悪意』(春秋社 宮台真司)
『学校の役割は終わったのか』(NHK出版 NHK「日本の宿題」プロジェクト(編))
『学校が自由になる日』(雲母書房 宮台真司・藤井誠二・内藤朝雄)
『自由な新世紀・不自由なあなた』(メディア・ファクトリー 宮台真司)
『漂流するメディア政治』(春秋社 宮台真司・神保哲生)