ルールの解釈、追補、改訂、追加


A.オリジナルルールの解釈、追補


★自称皇帝が献帝を捕まえた時のルール
 自称皇帝が献帝を捕まえたら、献帝や官位に関するルールは全く停止する。忠誠・
反逆の状態は全く意味を失う(全員反逆に等しい)。官位は保持され、官位による人
徳ポイント上昇は維持される。
 自称皇帝から他のプレイヤーが献帝を奪い返した時、全ての献帝や官位に関するル
ールが復活する。


★黄巾賊に関するルール
 黄巾賊は(蛮族のように)自然増加はしない。ただし、減った分は、動員フェイズ
に補充する。補充する戦力は、1ターンにつき、そのエリアの税収値と同数である。
最初にサイコロで決まった戦力以上には増えない事とするが、その値を忘れてしまっ
たなら、もう一度振り直すこと。
 イベント【黄巾賊】に関しても同様に、減ったならば動員フェイズに、そのエリア
の税収値分まで戦力を戻す。


★水上戦闘に関するルール
 水軍には陸上戦力を載せなければならない。
 水軍ユニットにはリーダーを載せてもよい(普通は載せるべきであろう)。載せる
と、ルールブックにある様に色々な修正がつく。

 水軍戦闘で使用されるリーダーの修正([13.42]の2、5、及び5のS:接舷戦)を
使用するリーダーは、戦闘ディスプレイ上に陸戦と同じ様に配置したものとする(つ
まり、総大将、軍師、副将、先鋒の4人)。

 2の「1人の作戦修正(A、Bのみ)」は、4人のうちの誰でも良いとする。
 5の「作戦修正合計」は、その4人の合計である。ただし、「合計の個数だけ振る」
とあるが、「合計の個数の差だけ振る」ものとする(つまり陸上戦闘と同じ)。
 S:接舷戦の「先鋒」は、4人のうちの先鋒である。接舷戦でも白兵戦になり得る
とみなす。

 戦闘解決前に、それらのリーダーは船に乗せる(どう配置してもよい。ただし、船
の配置が明らかになる前に決めておく)。役目を持たないリーダーも船に乗せてもよ
い。役目を持つリーダーの船が沈んだ場合、役目を持っていなかったリーダーが次の
ラウンドに役目を引き継ぐことができる。

 総大将の乗った船が沈み、代わりの総大将が出せないならば、その軍は撤退する。


★中立群雄の本拠の位置
 中立群雄の本拠は、そのエリア内に都市があるならば、(任意の)都市にあるもの
とする。


★中立エリアに捕らわれた武将の行方
 中立エリアに(白兵戦によって)捕らわれた武将は、その去就に関して、白兵戦修
正値でビッディングを行う(つまり、再度白兵戦を解決するのに等しい)。これで勝
てば、その武将はその中立エリアから逃げおおせて、もとの所属群雄の支配下の、脱
出もとエリアと隣接するエリアに戻る。負ければ、逃亡に失敗して殺される。


★イベント【群雄】の解釈
 人材登用は行えないと見なす。



B.オリジナルルールの改訂


★親族武将ルール改訂
 関興、張苞(、関統)は親族武将ではないものとして扱う。
 李儒は董卓の親族武将、諸葛亮は【劉備】家の親族武将、呉懿は【劉璋】家の親族
武将、周瑜と陸遜と全jは【孫堅】家の親族武将として扱う。この6名は、シナリオ
で登場する以前であれば武将プールに入れておく(他の親族武将とは扱いが違う)。
ただし、対応する家以外の群雄が引いた場合には親族武将としては扱わず、ただの武
将として扱う。対応する家の群雄が引いた場合には、親族武将として扱う。


★総大将ルール改訂(選択ルール)
 以下に列挙された武将は、親族でなくても総大将になれることにしてもよい。
 ※このルールは選択ルールである。使用しなくともよい。

 諸葛亮
 司馬懿
 周瑜
 陸遜
 鍾会
 姜維


★献帝脱出のサイの目の累積
 シナリオ2a、および2a’の特別ルール2にある献帝脱出のサイの目は、1タ
ーンごとにサイの目から−1ずつ累積していくものとする。よって、5ターン目に
は献帝は必ず脱出する。


★皇帝支配プレイヤーへの罰則の廃止
 ルール21.3(皇帝支配プレイヤーが帝都を有していないと30点を失うことがある
ルール)は廃止する。


★総大将と軍師の作戦修正値合計
 総大将と軍師の作戦修正値の合計が5を越えたとしても、両方で5とみなす(例外
:劉備と諸葛亮の場合は6とみなす)。ただし捕獲チェックの時には各武将の能力値
はそのままで解決する。


★帰順チェックルール改訂
 捕獲後の帰順チェックで、群雄の人徳レベルより大きいサイの目が出た場合、標準
ルールでは全て処刑であるが、以下の選択肢から選べるものとする。

 1.処刑
 2.逃がす(その武将の所属群雄が健在であれば、
   その群雄のもとへ。いない(滅んでいる)ので
   あれば、武将プールへ)
 3.捕虜のままにしておく(詳細は次項)

 ただし、サイの目が6であった場合には必ず処刑する。また、ここで武将を処刑し
た場合、処刑した武将1人ごとに、群雄の人徳ポイントが1低下する(サイの目6で
殺したとしても下がる)。

 捕虜のままにしておくことを選んだ場合、次の人材登用フェイズの時にもう一度帰
順チェックが出来る。その時は、先の選択肢のうち3を選ぶ事は出来ず、必ず1か2
を実行する。

 親族武将を帰順チェックする場合、群雄の人徳レベルを−2して解決する。ただし、
サイの目が1であった場合は、必ず帰順する。


★資金ポイントの引き下げ
 以下の様に、何かを購入する(行う)際の資金ポイントを改訂する。

 1戦力の動員…………5資金ポイント(変化なし)
 1水軍ユニットの動員……7資金ポイント(元は
             10資金ポイント)
             見て選ぶ場合は10資金
             ポイント
 桟道の復旧…………15資金ポイント(元は20資金
           ポイント)
 屯田………………戦力数×3(変化なし)
 本拠の変更…………10資金ポイント(満たない場
           合は全額:変化なし)
 焼失していない都市を本拠とする場合
     …………都市の税収値の2倍(元は3倍)
 焼失している都市を本拠とする場合
     …………都市の税収値の4倍(元は4倍)


 以下は帝都建設に必要な資金ポイント(50)の訂正ルール

 焼失していない都市を帝都とする場合
          …………帝都の税収値の3倍
 焼失している都市を本拠とする場合
          …………帝都の税収値の6倍

 もともと本拠が洛陽・長安である場合は、上記との差額を支払う



★戦死チェックルールの改訂
 ●撤退できるエリアがない場合
 1〜3が出た場合は、武将は最も近い自分の支配エリア(接していなくてよい)に
移されることとする。4、5は従来通り。6も従来通り戦死。


★イベント【調略】の改訂
 イベント【調略】は、エリア、戦力が自分のものとなる事はなく、武将一人(親族
武将は除く)だけを対象とするものとする。


★イベント【軍政】の改訂
 イベント【軍政】は、兵力を最低1増やせるものとする。



★特殊武将

 董扶(黄色に塗る)……董扶は本拠に置く。董扶を引いたプレイヤーは、以後、任
意の時に董扶の使用を宣言出来る。サイコロを1個振り、出た目の枚数だけ、上から
順番カードを見ることが出来る。順番決定カードの順番は変更できない。使ったら武
将プールに戻す。(登場時期はシナリオ1〜3)



C.オリジナルルールへの追加

★親衛隊ルール
 親衛隊としてルールに規定された武将(以下、親衛隊武将と呼ぶ)は、戦死チェッ
ク及び捕獲チェックの際、特定の群雄の戦死及び捕獲を防ぐ事が出来る(自身は戦死
する)。これは、対応する群雄(あるいは親族武将)以外の親衛隊武将としては使え
ない。
 具体的には、戦死チェック/捕獲チェックの際、親衛隊武将を群雄と重ねて置く。
戦死チェック/捕獲チェックは群雄に対してのみ行い、その親衛隊武将に対しては行
わない。結果が群雄の戦死/捕獲となった時には、その親衛隊武将が死亡し、群雄は
生き延びる/逃げ延びる。
 親衛隊武将が群雄と同じエリアにいて戦死チェック/捕獲チェックを受ける事になっ
たら、親衛隊武将の誰か一人は群雄と必ず重なってチェックを受ける。親衛隊武将が
複数いた場合、誰が重なるかは任意。重ならなかった親衛隊武将は、普通にチェック
を受ける。


 親衛隊武将は、以下の者である。

 典韋(対曹操)
 許[ネ者](対曹操)
 曹昂(対曹操)
 関羽(対劉備)
 張飛(対劉備)
 趙雲(対劉禅、対劉備)
 祖茂(対孫堅)
 高順(対呂布)
 周泰(対孫権)



★反逆プレイヤー同士のエリア、資金、戦力、武将
             の譲渡・交換のルール
 反逆プレイヤー同士は、お互いの約束に基づいて、資金、戦力、武将、玉璽を譲渡、
貸し借り出来る。これらの譲渡は、忠誠フェイズに行う。エリアも合意に基づいて譲
渡してよいが、形としては進駐を許可し、戦闘をせずに守備軍が撤退するという形で
行うものとする(つまり1セクターを使用し、1スタックを移動させる事になる)。
武将の譲渡に関しては、捕虜になっている武将についてのみ可能とする。捕虜になっ
ている武将とエリア、戦力、資金等を交換という形にしてもよい(その他についても
同様)。

 資金、武将の譲渡は、群雄同士の支配地域が接していなくても行える。戦力、エリ
アの譲渡は、接していなければ行えない。

 戦力の貸し借りについては、維持を元の持ち主が行ってもよいし、借りた側が行っ
てもよい。借りている元の持ち主が滅んだ場合、その戦力は借りて側にとどまる(譲
渡と同じと見なす)が、維持は行わねばならなくなる。



★交渉の約束の制限

 交渉はいつ行ってもよいが、忠誠フェイズにすべての約束を行う






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