リプレイ(1999/12/12)



『英雄三国志』リプレイ12/12、報告文


 シナリオは2a(194年シナリオ)。コマやシナリオは改訂されたもので、改
訂ルールもフルセットで使用された。

 呂布・劉璋 …… ina
 劉表・劉備 …… にしおか
 馬騰・袁術 …… poka
 孫策    …… DSSSM
 袁紹    …… 月友
 曹操    …… 忠武っ子


 呂布が[亠兌]州に割拠しているシナリオである。中原は呂布、曹操、劉備、袁
術、劉表らでひしめきあっているのに比べて、袁紹が北方に後背地を持っていて
強大化する事が(今までの経験から(^^;)容易に予想できるため、中原の諸勢力
が袁紹に対抗できるかどうかが勝負といえよう。ちなみに、献帝らが長安にいて、
洛陽に脱出してくるという予想(というかルール)もあったが、誰も献帝を顧み
ないのであった……(^^;



 第1ターン 献帝一行は脱出せず。

 さあプレイ開始ということで、たまたまCDプレイヤーのそばにいたpoka氏
(馬騰・袁術)がプレイヤーにCDを入れている(歌舞を楽しんでいる)間に曹
操軍が袁術領の予州に侵攻する。
 「うおお! 芸術を理解せん愚民どもめが! しょせん宦官の子は……」
 芸術を愛する袁術、しかし衆寡敵せず、予州はあっさり陥落。曹操軍は西方に
旋回して南陽郡をも攻め落とした。曹操はとりあえず領地を確保して、国力増強
を狙う。

 袁紹は并州の黄巾賊を討滅したあと続けて公孫[王贊]を滅ぼし、後背地の確保。
曹操、袁紹ともなかなか順調と言えよう。

 次に劉表が動き、曹操の領地となっていた予州を攻める。
 「なぜ価値が2しかない予州がそんなに狙われる!」
 「予州にそれほどの魅力があるのか!」
 「予州の水は甘いらしい……」
 「袁術の支配下だったところだから、芸術の香りがするんだな」
 「なんでや(^^;」
 ところが、劉表軍先鋒の甘寧が曹操軍の雑兵に斬り殺される!
 続行された戦闘で劉表軍は全滅、劉表は命からがら逃げ帰った。

 それはともかく、袁術は歌舞を楽しみ、芸術論は袁術配下に殷賑を極めたかの
様相を示した(いみふめい)。
 「やはり芸術は袁術のところから広めなくてはなりませんな!」
 「って、おまえのところは文官さえ一人もおらんやないか」
 「そ、そんな、事実を言っては……(^^;」

 内政整備の時間がやってきた。
 呂布が“がんこじじい”張昭を登用する。
 「張昭が呂布に仕えるなんて……むっちゃ変」
 馬騰が文官法正を登用!
 「うーん、(文官である)法正は袁術のところに欲しかったなぁ」
 「法正は素行が悪いから、芸術的という感じはしないが(^^;」

 そしてこの時、呂布軍師の陳宮の奔走によって曹操と呂布との間で「対袁紹同
盟」が結ばれ、曹操の兵力12,000が呂布軍に貸与された。この援兵をあわせた兵
力で呂布軍が袁紹の本拠に切り込み、とりあえず袁紹の力を弱めようという腹で
あった。実際、そうしなければ袁紹に対抗できまい。陳宮の謀計は成功しつつあ
ったかに見えた。

 と、呂布軍が袁紹領に攻め込む前に、またもやCDを操作していたpoka氏の
(今度は馬騰の)領土に疫病が発生! どうやら法正が芸術を広めている間に病
が広がったものと思われる……。侯選が病死。


 さて、呂布に順番がまわってきた。イベント付き。イベントは……「軍政」!
 呂布は行動を起こす前にさらに6,000の兵を徴集するという幸運を得た。
 「絶対民衆を泣かせたに違いない……」

 呂布軍は意気揚々として袁紹を攻める。第1次官渡の戦いである。

 呂布軍 36,000  曹操の援軍 12,000  計 48,000
 袁紹軍 54,000

 呂布軍  総大将:呂布     袁紹軍  総大将:袁紹
      軍師:陳宮            軍師:田豊
      副将:高順            副将:張[合β]
      先鋒:張遼            先鋒:顔良

 「呂布が総大将やってるのはおかしいよなぁ……」
 「絶対前線に出ていきそうだよな」
 と心ない人々は揶揄したが、先鋒張遼の強さも恐るべきものがあり、呂布軍の
第1撃で袁紹軍は18,000もの損害を出した!

 袁紹が損害の多さに唸る。その時、田豊がとんでもない献策をした。
 「私によい案がございます。呂布は本国に貂蝉という愛人を残してきたとか。
その愛人と……そうですな、張昭とが密かに逢い引きをしているという噂を流し
ましょう。」
 「おい、そのカップリングはちょっと……(^^;」
 ともかく、軍営に噂は流された。その噂を耳にした呂布は激怒した。
 「なに! その様な事が……。こんなところで戦っている場合ではない! 帰
るぞ!」
 陳宮は帰ろうとする呂布を泣いてすがって止めた。
 「それは根も葉もない噂に過ぎません。恐らく袁紹側の謀略でしょう。まして
これまで、曹操の援軍を得て、今まさに袁紹軍に大きな損害を与えたところです。
今や我が軍が兵力的にも有利に立ちました。なにとぞ戦闘の続行を。」
 「いや、ならんならん! 帰るのだ!」

 突如の帰還命令に兵はとまどい、浮き足だった。袁紹軍はすぐさま追撃をかけ、
呂布軍は24,000もの損害を出し、曹操からの援軍も6,000の損害を被る。からが
ら逃げ帰ったのは、呂布軍12,000、曹操の援軍6,000に過ぎなかった。

 こうして田豊の策により、第1次官渡の戦いは呂布・曹操連合軍の大敗北のう
ちに終わった。気の毒なのは陳宮である(^^; だが袁紹もかなりの損害を被った
のは事実であり、今しばらくはそれほど大規模には動けないだろう。


 その後、曹操は弱体化した劉表の本拠荊州を落とし、劉璋、孫策、劉備らも領
土拡大。そんな中で袁術の動向に中原全体の関心が集まった。袁紹にいくらかの
損害を与えたとはいえ、呂布・曹操連合軍の被った被害は甚大であり、袁紹に打
撃を与えるつもりなら、呂布・曹操連合に袁術、あるいは劉備までもが加わる…
…という事が画策されたのである。しかし、劉備はいちはやく連合への協力を拒
否。
 「わたしは一人で戦います」
 なれば、という事で、3カ国同盟(曹操、呂布、袁術。ただしこの時点で呂布
はいつ裏切るか分からない状況になっていた)の構想のもと、袁術は曹操から同
盟の約束をもらい、劉備支配下となっていた揚州を攻める。揚州は陥落。




 第2ターン 献帝一行は脱出せず。

 内政整備が早くに出た。
 ここで呂布は曹操に現在ある援軍6,000に付け加えてさらに12,000の援軍を要
求、曹操はこれをのむが、この時袁紹は呂布に対して24,000の兵力の貸与を提案。
呂布は袁紹側になびきかけるが、曹操が苦渋の決断でさらに6,000の兵力の貸与
を約束したため、結局呂布は曹操側につく事に決める。
 「やはり我々は北方の蛮族につくことなどできない!」
 「おいおい、今まで心が揺れとったんはだれや(^^;」

 第2次官渡の戦いは遠からず起こるであろう。だがそれまでにも、袁紹は軍政
を敷き、公孫度を滅ぼし、曹操は「中傷」の策略により袁紹軍最強の武将顔良を
罷免させる事に成功。水面下の戦いがすでに始まっていた。だが、実はこの「顔
良の罷免」が、袁紹軍の恐るべき将の登場を促す事になろうとは、この時誰も想
像していなかった……。


 呂布軍は再度袁紹領への進撃を開始、第2次官渡の戦いである。呂布軍の半数
以上は曹操軍(^^;

 呂布軍 18,000  曹操の援軍 24,000 計 42,000
 袁紹軍 48,000

 だが、このたびの戦いはあっという間に決着がついた。あまりのサイコロ運の
悪さ(あるいは袁紹のサイコロ運の良さというべきか)に、いきなり呂布軍は全
滅し、曹操の援軍も半壊、残り曹操軍の12,000のみになって、呂布は命からがら
敗走したのである。
 「あっちゃー!!!」
 「うおーーーーーー!!」
 乾坤一擲の戦いは失敗した。袁紹の大軍の前に、黄河の南には兵力がほとんど
いないという状況。もはや袁紹の一人勝ちか? と思われた。

 状況としては、呂布の本拠[亠兌]州に呂布の軍が6,000、曹操軍が12,000。も
し次のターン、袁紹の順番がまわってくれば、[亠兌]州は踏みつぶされるであろ
う。その前に内政整備が出れば、曹操は[亠兌]州の12,000を穎川郡に引き上げる
事が出来、少しはましである。しかし呂布はどちらにしても、滅亡は目前であっ
た。

 そんな中、どーでもいいのだが、劉璋が病気に伏す。




 第3ターン 献帝一行は脱出せず。


 順番カード。劉備……曹操……内政整備!
 袁紹の攻撃の前に曹操は呂布への増援軍を引き上げられる事が決まった。この
事は、曹操にとっては助かったが、呂布は1戦力(6,000)で[亠兌]州にいる事
になり、(恐らく袁紹に攻められて)滅亡が本決まりとなった……。

 このターンには有能な人材の登用が相次いだ。孫策が鍾会を、袁紹が司馬懿を
(!)、袁術が徐庶を、劉備が呂蒙を、劉璋が[登β]艾を登用したのである。中
でも司馬懿と徐庶は今後大活躍をする事になる。


 さて、袁紹の順番がその後すぐにやってきた。イベント付きである。イベント
は……「洪水」! すごいタイミングである!!!! 黄河が氾濫し、袁紹は黄
河を渡れない! 呂布は1ターンなりとも命脈を保つ事となった。袁紹はしょう
がないので、鮮卑征伐の準備を行う。


 次に曹操の順番。曹操は今までの同盟相手、呂布を攻め滅ぼしてしまう事を考
えたが、それによって被るであろう損害(なにしろ呂布や張遼はものすごい強さ
である……)を考慮し、袁術の本拠淮南を攻める事にした。

 袁術は国家の危難に際して、CDを操作する事を自重し(^^;、袁術としては考
えられぬほど有能な軍師徐庶の助けを得て防衛にあたる。

 曹操軍 30,000  袁術軍 36,000

 戦闘は両者いくらかの損害を出して一騎打ちによる戦いへと移行。だが曹操軍
は作戦を重視し、一騎打ち向きの人材を用意していなかった(典韋らを連れてこ
なかった)。この事が大きく響いた。
 紀霊と曹仁が一騎打ちし、曹仁は捕虜に(即帰順)。再度一騎打ち、紀霊 VS.
張嶷、張嶷は重傷、曹操軍は大損害を受け、6,000の兵だけを率いて撤退、袁術
軍が追撃して曹操軍は全滅!!! 軍隊が全滅する中、曹操が戦死!!!!!
(親衛隊典韋もいなかった) 本国に残っていた曹操の息子曹昂が後を継ぐ。

 ここに至って、中原の各国には、大兵力はほとんど存在せず、という状況にな
っていた……。次ターン、袁紹の大軍が中原に南下してくれば、それを遮るもの
など、何もなさそうであった。


 ともかく、黄河が氾濫しているこのターンのうちはそれはない。その間、呂布
はなんとか生き残りの目を探して、袁紹に尻尾を振りつつ司隸を占領。劉璋、劉
備、袁紹らが領土を拡大。袁術はイベント「談論」で姜維を迎えた。姜維は脅威
の能力値である (゜゜)☆\(--;)バキッ これはでかかった。姜維と徐庶は、袁術
の滅亡を防ぐであろう。袁術は吠えた。
 「時代は袁術う!」




 第4ターン 献帝一行は脱出せず。

 このターン、袁紹の順番が最初にやってきた。袁紹軍は60,000の大軍に黄河を
渡らせ、呂布討滅を行う。呂布軍の戦力は袁紹軍の1/10。鎧袖一触、なすすべも
なく呂布軍は全滅。臧覇が捕まり、帰順を肯んじず斬り殺される。呂布と配下の
武将は司隸に逃れ、袁紹軍が[亠兌]州に進駐。

 袁紹の次なる狙いは曹操の後を継いだ曹昂の本拠、穎川郡である。曹昂はその
直前に呂布陣営から張遼を引き抜いていたが、袁紹軍42,000の前に曹昂軍6,000
ではどうしようもない。曹昂軍は兵力を温存して本拠を捨て、荊州へ撤退。それ
を見届けた袁紹軍は続けて東に転じ、徐州の劉備軍を攻撃した。劉備軍は、兵力
は少ないが人材が恐ろしく優秀である。故に、大兵力を有している今のうち(エ
リアの支配数が多くなってくると、兵力はどうしても分散してしまう)に劉備を
滅ぼしてしまおうという事であった。

 だが、「孤高の人」劉備の軍勢は強かった。劉備軍6,000に対して6倍の兵力
を持つ袁紹軍36,000が、劉備軍に損害を与える事がまったく出来ない! あまつ
さえ、関羽らの鬼神の如き戦いによって兵力の半数、18,000を失う始末。袁紹は
利あらずと見て撤退した。この劉備軍の奮闘は、実にこのプレイ中、唯一の「袁
紹の本隊と戦ってこれを斥けた」ものであった。しかも、他のすべての戦いにお
いて、袁紹軍と相対したのは何らかの連合軍だったのである!


 内政整備。さて、この中原の様子を見て「これはなんとかせねばならない」と
考えていたのが、長江の南をほぼ制圧していた孫策であった。孫策は中原へ出る
野望を抱いていたが、袁紹を放置していては将来的にこれに敵する事は出来ない
であろう。ここは、曹昂に軍勢を貸し与え、少なくとも穎川郡を回復させ、あわ
よくば[亠兌]州をも袁紹から奪ってしまいたい。その兵力貸与の代償として荊州
の地を得る事にすれば、これを中原への橋頭堡とする事もできる……。

 貸与する兵力として、孫策は武陵蛮征伐などによって得た兵力を潤沢(36,000)
に持っていたが、このうち12,000は曹昂が持っている水軍2つと交換する事にし、
残りの24,000を援軍として貸し与えた。しかし、その孫策・曹昂連合軍の兵力だ
けでは、まだ袁紹に敵する事が出来ない。その為、袁術にも呼びかけて、袁術は
曹昂の領土から予州を分け与えて貰う事を条件に、兵力12,000を貸与した(なお、
維持も孫策、袁術らが行う)。またこの時、劉備は袁術領へ侵攻する事はなく、
あくまで青州など、袁紹に対する事を約した。

 曹昂が袁紹を攻める前に、孫策は盛んに活動し、呂布陣営から(貂蝉と噂のあ
った)張昭を招いて配下とし、続けて長江を渡って兵力を展開し、荊州の西の南
郡に残っていた劉表の領土を攻め取る。


 さて、曹昂の順番である。
 袁紹「さあ、曹昂どの、孫策を攻めるのです!」
 「おい、もう裏切りか(^^;」
 孫策「貴公の戦力の半分は我が孫軍の兵士ですぞ!」
 「曹昂軍の半分は優しさで出来ています (゜゜)☆\(--;)バキッ」

 曹昂は穎川郡は軽々と突破し、[亠兌]州に攻め込み、袁紹の本隊と戦闘状態に
入った。

 曹昂軍 42,000(曹昂軍6,000、孫策軍24,000、袁術軍12,000)
 袁紹軍 36,000

 ところが袁紹軍に損害を与えることが出来ず、曹昂軍(曹昂・孫策・袁術連合
軍)にばかり損害が出まくる!! どうやらこれは、後で判明したところによる
と「+1 B1C2」という「相手の軍略を無効にしまくる能力」を持った淳于
瓊の変態的な仕業であったらしい。その恐ろしさから淳于瓊は「無気力要塞淳于
瓊」の名を欲しいままにし、後で「あの能力値はやっぱおかしいよ。B1C1に
直すべきだ」と言われたりするのだが、それはともかく、この戦いで曹昂・孫策
・袁術連合軍は兵力の半分を失ったところで孫策の「撤退すべし」との命令(曹
昂の意向は無視された(^^;)で撤退。袁紹に与えた損害はわずか6,000にとどま
った。




 第5ターン 献帝一行脱出せず。


 その頃、西方では劉璋がやっと病気から回復。機を同じくして馬騰が劉璋と婚
姻関係を結ぶ事を提案したが、劉璋側は「蛮族などと婚姻関係が結べるか!」と
交渉は決裂した。


 内政整備。ここで約束通り、曹昂は荊州を孫策に、予州を袁術に譲り、穎川郡
に本拠を移す。曹昂に貸与された孫策・袁術の兵力はそのまま穎川郡にとどめお
かれた(もし撤兵させれば、袁紹の軍勢から穎川郡を守る事が出来ないのである)。


 中原では戦いが続く。袁紹と劉備は青州を巡ってちまちました戦いを続け、曹
昂は再度[亠兌]州に攻め込む事を企図。兵力を貸し与えている孫策は「ううう。
援兵を引こうかな……」と弱気であったが、それを聞いた曹昂は逆に「引くと言
われているから、今のうちに使おう(^^;」と、[亠兌]州に侵攻。

 曹昂軍 42,000  袁紹軍 54,000

 作戦修正が同等なので先攻を取る事が重要であったが、曹昂先攻取れず!
 「あっかんわ、今日は……(; ;)ホロホロ」
 「いや、忠武っ子さん守り強いですから」
 「今攻めだぞ……」

 激戦が続く中、孫策は「引け引け〜」と叫び、 曹昂は「行け行け〜」と叫ぶ。
 一時 36,000対36,000と同数になったが、そこから曹昂軍は30,000を失って退
却した……。どうにも、基本的に袁紹(月友さん)はサイの目がよく、それ以外
の人(特に忠武っ子さん)はサイの目が悪かった様である……。




 第6ターン 献帝一行脱出せず(^^;


 さて、恐らく最後のターンである。劉璋と馬騰は共に長安を目指す。馬騰はま
ず広魏郡を攻めた。先鋒に[厂+龍]悳を出そうとするが、法正が泣いてすがって
止めた。「[厂+龍]悳は運が悪うございます。なにとぞ思いとどまりを」「ええ
い、ワシの決めた事に口を出すな! ……あ、待てよ、馬超の方が能力は高いの
か……。馬超にしよう(^^;」

 劉璋は「漢中、長安を狙う!!」と大きく宣言。
 「おお〜、劉璋のクセに……ヒソヒソ」
 漢中を落とし、続けて長安(雍州)に侵攻、兵力的には48,000対42,000と勝っ
ていたが、賈[言羽]、徐晃らに敵しえず、劉璋軍は全滅、撤退。長安にはまだ30,
000の軍勢が残っており、馬騰も6,000の兵力で突撃を行ったが、当然の様に撃退
された(^^;


 その間に曹昂側の策略「中傷」によって「無気力要塞」淳于瓊が罷免され、劉
備側の「調略」によって沮授が引き抜かれる。


 ところで孫策もまた、壮大な構想を抱いていた。既に江南の地を制覇し、荊州
中央部、西部と中原への橋頭堡をも築いていたが、これに加えて揚州、淮南へ進
撃し、袁術を滅ぼして父孫堅の見つけたものである玉璽を手に入れ、皇帝を自称
して一気に覇者となるという構想である。この為には自分の手番の前に内政整備
が回ってきて、兵力を得るという事が絶対に必要であった。ところが孫策の順番
が2回とも内政整備の前にまわってきてこの計画はまったく「絵に描いた餅」に! 
愕然とする孫策。しかしその孫策をさらなる不幸が見舞う。イベント「疫病」が
江南とその北方の地に猛威をふるい、袁術陣営で橋ズイ、雷薄、張勲が死亡。劉
[王奇]陣営で劉[王奇]が死んで劉[王奇]が滅ぶ。そして孫策陣営では華[音欠]、
孫権、孫策が死んで後継者も群雄も死んだ孫策はここに来て一気に滅亡!!!
 「2人とも殺せるなんて、才能だよね!」
 「うん、才能だ(^^;」

 ともかくこれによって、長江流域はまったく空白地となる。


 最大勢力の袁紹は、司隸の呂布を滅ぼす。呂布は危機一髪のところを親衛隊の
高順が身代わりとなって死亡、再起プールへ。次の行動において袁紹は病に伏し、
青州だけを攻略。


 残りは袁術と曹昂の争いである。袁術はここまで生き延びたという事だけで既
にもはや「すごい」という感じでもあったが、とにかく順番カードが後に来た方
が有利である。ところが袁術の順番が先に来た。
 「ああ〜、曹昂より前に順番がまわってきてしまった……。領地を取っても、
曹昂に取り返されてしまう……」
 かくなる上は、領地狙いよりも曹昂の本拠穎川郡を攻める。その前にとりあえ
ず「皇帝」を自称(ホントは任官フェイズに言わなくてはならなかったが、言っ
た事とする)。
 ところがあにはからんや、兵力的に圧倒的に有利であった袁術軍は損害を出し
まくり、姜維と張遼の一騎打ちで姜維が斬り殺され、曹仁が重傷、最後の頼み紀
霊も重傷、袁術軍は全滅、徐庶が乱戦の中戦死……。

 まったく勝負はわからない。このあと、曹昂軍の使用できる侵攻軍2戦力(12,
000)で予州、淮南が取れれば、袁術は皇帝を自称したものの滅ぶ事となろう。
曹昂軍は袁術の領地へ侵攻する。予州は落とすが、淮南での戦闘は張遼が一騎打
ちで負傷して曹昂軍は全滅! 予州を確保するのみで終わった……。

 ここに、袁術はついに「皇帝」位を自称し、生き残る事に成功したのである! 
おめでとう、袁術、すばらしい、袁術、芸術の都、淮南! 我々は君のことを忘
れない!(おい)


 と、いうわけで結果発表。

 1位 袁紹 …… 31+5(蛮族征伐)
 2位 劉璋 …… 17+5(蛮族征伐)
 3位 袁術 …… 8+10(皇帝自称)
 4位 曹昂 …… 8
 4位 馬騰 …… 8
 6位 劉備 …… 4
 7位 呂布 …… 0
 7位 劉表 …… 0
 7位 孫策 …… 0

 結局誰も献帝を所有しなかったという……(^^;
 孫策は、もし生き残っていれば2位になる可能性は充分にあり、もし事がうま
く運べば1位になる可能性さえないではなかったのに、疫病で一挙に転落して滅
亡と相成りました。。゛(ノ><)ノ ヒィ


 最後に、死亡者リスト。今回も曹操は死んだ……(^^;

 死亡者リスト:
 曹操、徐庶、張勲、姜維、橋ズイ、劉表、劉[王奇]、蔡瑁、[萠リ]良、雷薄、
侯選、公孫範、公孫[王贊]、甘寧、張嶷、臧覇、高順、孫権、華[音欠]、孫策






DSSSM:VEC00352@nifty.ne.jp